夜の高尾山を徘徊した
行きたかった夜の高尾山を登ってまいりました。
高尾山はかれこれ10回くらいは行っているのですが、夜に行くのは初めて。
夕暮れ時に高尾に到着。もはや解散ムードの登山客で溢れています。
一号路の道端にカニさんが。かわいいですね。
一号路を利用します。普段は一号路は帰り道にしか使わないのですが、暗い上に単独行動なので、リスクは極力回避します。
金比羅台園地から。やっぱりここは綺麗ですね。一号路の脇道にあるんですが、意外といつも人はそんなにいません。割と穴場の休憩所ですね。
霞台につく頃にはだいぶ薄暗く。日が落ちるのが早くなりましたね。
夜の高尾山の灯りはどの程度あるか?
清滝駅(登山口)~高尾山駅(ケーブルカー駅)までは街灯がなく、夜は完全に真っ暗闇になります。ライトがないとどこが路やらわかりません。
高尾山駅~薬王院までは街灯があります。なので、ケーブルカーに乗れば道具がなくても夜の高尾山をある程度楽しむことができます。
薬王院~山頂までは街灯はありません。完全に真っ暗闇になります。ライト必須。
登山を本格的に始めようと思って、モンベルのヘッドライトを買いました。
モンベル(mont-bell) ヘッドランプ パワーヘッドランプ ホワイト 1124586-WT
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ド素人で他メーカーとの良し悪しを比べられないですが、完全に灯りがないところでも問題ない光量・照射距離・範囲でした。向きの調整が容易になっていて、通常は正面、下りや人とすれ違うときは下向きに素早く切替え可能。
光量十分と言っても、真っ暗闇の無音の空間を一人で歩くのは正直かなり怖いものがありました。あわよくばムササビに会えないかと思っていたのですが、物音がなっただけで恐ろしくて、スタスタとその場から立ち去り観察どころではありませんでした……
さあ、夜景を撮ろう
あっという間に山頂に。高尾山は1時間強で山頂に着いちゃいます。
買ってから数回しか使ったことがない三脚を組み立てます。
山頂からの夜景!
……木が邪魔ですね。16:9にトリミングしていますが、それでも空が見える範囲が広すぎます。これで換算約75mmです。APS-Cの50mmぐらいですね。
望遠レンズは必須です!この日は家に置いてきたのですが、非常に悔いました。
夜ならば人が全くいないのでじっくり薬王院を三脚を置いて写すことができます。雰囲気出てて良いですよ~。
霞台展望台。ここなら標準域のレンズでちょうどいいです(これは換算72mm)。山頂よりこっちの方が綺麗かな?
金比羅台園地に戻ってきました。これだけ25mm f1.7で撮ってます。(マイクロフォーサーズなので、換算50mm)
Panasonic マイクロフォーサーズシステム用 25mm F1.7 単焦点 標準レンズ LUMIX G ASPH. ブラック H-H025-K
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山頂、霞台展望台の写真はパンケーキズームで撮ってますが、画質が全然違いますね。光芒が断然きれいに出ます。
というわけで、夜の高尾山でした。メモ程度に、夜の高尾山で夜景を撮るにあたって必要なものを記しておこうと思います。
- ヘッドライト
言わずもがな。これがないと山頂に行けません。
- 防寒具
標高が低いですが流石に夜は寒いです。晴れの日でも万全を期してレインスーツがあれば防寒具としても機能するのでいいかな。
- 三脚
当たり前ですがこれが無いと夜景は無理です。最近の強力な手ぶれ補正を持つカメラなら手持ちで撮れなくもないかもしれませんが、絞らないと光芒が出ず光源がぼんやりしてしまうので、三脚必須です。
木々が邪魔になるのでミニ三脚もダメです。山頂は夜景が見える箇所が傾いているので、足の長さが調整できない簡易的な三脚(一脚と兼用であるようなの)もダメ。
- 標準~望遠レンズ
広角はいりません。(高画素機で大きく上下を切り取るとかはともかく。)私の感覚では換算50mm~200mmぐらいあれば十分かな、と思いました。となると、便利ズームが頭に浮かびますが、光芒が綺麗なレンズが欲しいので、やっぱり単焦点は欲しいです。
便利ズーム…LUMIX G7を買ったときに14-140mmの便利ズームが付いてきたのですが、解像度とボケに満足できず手放してしまいました。オリンパスの12-100mm F4.0 IS PROは今回の撮影にどストライクな画角なのですが、光芒などはいかがなものでしょうかね?E-M1 Mark IIとセットで、最高の山用カメラになることを望みます。