M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを手に入れた
各所で圧倒的な評価を得ているオリンパスの高倍率PROレンズ。
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: 付属品
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発売してからずっと在庫不足の状況が続いていたのですが、先日ようやく私のもとにも届きました。
記事を書いた日現在での価格.comの最安値は135,680円ですが、オリンパスオンラインで買うと122,094円でした。
キャッシュバックキャンペーンを利用すると-10,000円で11万になります。
最初に価格が発表されたときは高いと思ったのですが、抑えられる画角や描写性能を考えるとそうでもないのかと思えてきました。
レビュー
もはや発売からある程度経っているので今更感はありますが、作例を踏まえて私なりのレビューをば。
まだ届いたばかりで3回しか持ち出せていませんが、このレンズは単純明快に素晴らしさが伝わってきます。
噂通り、解像度は凄まじく高いです。眠いと言われているローパスフィルターつきのLUMIX G7でも隅から隅までギッシリ解像しています。16Mじゃ全然物足りなくなるくらい。
厳しいコンディションですが色収差は気になりません。
何気に嬉しいのは光芒が綺麗なこと。逆光耐性は低いというレビューを結構見たのですが、個人的にはあまり気になりません。ゴーストが出ることがありますが、絞りや角度の調整でだいたいどうにかなる感じです。
パナボディとの相性は、拍子抜けするほど問題ないです。AF、手ぶれ補正MFクラッチいずれも普通に使えます。Fnボタンを押しても何も起きないですが。
パナボディでは手ぶれ補正は常に働いているようです。非常に強力で、広角側ならシンクロISが無いG7でもシャッタースピード1秒で止まったりします。
西新宿で深夜徘徊してきましたが、それなりに明るい夜景ですとISO200で手持ち撮影が楽しめました。
……と言っても過信は禁物で、基本的にシャッタースピードは1/4くらいは欲しいです。腕にも依存してくるので、念のためぶれてないと思っても何枚も撮っておくといいでしょう。
ボケは真円に近く形は良好だと思うのですが、いわゆる年輪ボケ・玉葱ボケになります。点光源以外は基本的に気にならないレベルですが。
気になるようであれば明瞭度を下げるとか、ノイズ除去をかけるとかすればいいと思います。点光源をのボケをみせる写真ってだいたい解像度はそんなに重要じゃないこと多いし。(個人的に)
山に持っていったのですが、やっぱり若干デカいですかね……。普通のストラップでたすきがけしていましたが、急な斜面や足場が悪いところでは邪魔です。何かしら対策は必要。
12mm(換算24mm)スタートってのは非常に嬉しい。旅レンズで風景を広く撮れるのはすごく大事。14mmだったら買わなかった。
色は……まだよくわかりません。少なくとも色ノリが悪いとかは感じません。持ってるレンズで比べてみましょうかね。
換算200mmでは鳥を撮るには全然足りません。
……が、驚いたことにこれだけ小さく写っていてもしっかりとディテールがわかるではないですか!もう手放しちゃったのでわかりませんが、便利ズームの14-150mmのテレ端と本レンズのテレ端のトリミングでは本レンズのほうが情報量が多いと思います。
だいたいどこのレビューサイトでも既に言われている内容になってしまいましたね。でも、それだけこのレンズがわかりやすく高性能なのだなと思います。安定した打率を誇るという感じ。値段とデカささえ許容できるなら間違いなくおすすめです。